題 名起業家の誕生月,相対年齢効果が経営成果に与える影響

発行日
2014年9月
投稿日
2017.12.26
発表者名
増田 辰良
所 属
北星学園大学 経済学部
キーワード
起業家の誕生月
要 約

「経済学」と「法律学」との中間にある問題について研究し、学際的な領域に興味を持つ。第1に、法律の制定や 改正が私たちの行動に与える影響、第2に、法律の制定過程やその運用過程の効率性などに興味を持つ増田辰良さんの研究論文。

わが国の学校教育法(第17条)は,保護者に,その子供の小学校への入学を,満6歳の誕生日以後における最初の4月1日(これを学齢到達という)以降と義務づけている。そのため誕生日が4月1日の者は,前年の4月2日以降に生まれた者と同時に就学することになり,同じ年度内に生まれた者の中で就学が1年早いことになる(誕生日が1月1日から4月1日までにある場合,俗に「早生まれ」と呼んでいる)。つまり実年齢で約1歳の差がある子どもたちが肩を並べて学業や運動に励んでいることになる。この実年齢の差が小学校への入学後に学業成績,最終学歴や身体能力の違いとなって表れる現象を相対年齢効果と呼んでいる。高収入を得るために、高学歴を目的にするのであれば、相対年齢評価は大学卒業後にも影響を及ぼすだろう。その研究内容がまとめられた論文だ。

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プロフィール
増田 辰良