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題 名巨大翼竜は飛べたのか

著者名
佐藤 克文
ISBN
9784582855685
出版年月日
2011年1月
出版社名
平凡社
価格
900+税+税
投稿日
キーワード
生物学
背景
小型の記録計を動物につけることで、直接観察出来ない動物の行動や生理、それを取り巻く環境を調べるバイオロギング研究が今熱い。バイオロギングという言葉は中学2年の国語教科書(光村図書)にも登場する様になったが 、まだ世間一般の知名度は低い。しかし、日本発のバイオロギングという言葉は世界に浸透しつつあり、さまざまな動物を対象とした研究が進められている。
概要

タイトルからすると、古生物学者が書いた書籍だと思うかもしれないが、そうではない。
小型の記録計を動物につけることで、直接観察出来ない動物の行動や生理、それを取り巻く環境を調べる「バイオロギング研究」によって様々な生物の知られざる生態系を明らかにしていく書籍だ。
バイオロギングという言葉は中学2年の国語教科書(光村図書)にも登場する様になったが、まだ世間一般の知名度は低い。
しかし、日本発のバイオロギングという言葉は世界に浸透しつつあり、さまざまな動物を対象とした研究が進められている。
共通の加速度計や遊泳速度記録計を500gの海鳥から90トンの鯨まで、さまざまな海洋動物に取り付けた結果、体重に応じて固有の周波数で鰭を動かしているという法則が見つかった。
さらに、その関係式を空飛ぶ動物にまで広げて種間比較することで、持続的飛翔が可能な最大サイズが明らかにされていく。
英語で記されたいくつかの原著論文の内容を、かみ砕いて解説した研究書である。

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編集部より
タイトルにもなっている、古代生物の生態に対する考察も興味深いですが、それ以上に我々の身近にいる原稿生物に関する研究がとても面白いです。また、さまざまな場所で行われる調査の描写は、紀行文のような味わいもあります。
著者
佐藤 克文