書評
一覧題 名地盤環境工学
- 著者名
- 大嶺 聖ほか
- ISBN
- 9784320074293
- 出版年月日
- 2010年10月23日
- 出版社名
- 共立出版
- 価格
- 3,000+税
- 投稿日
- キーワード
- 工学
- 背景
- 「環境」に関して、人々の関心が今ほど高揚した時代は過去には見られない。学界においても、従来からの伝統的学問体系から学際的境界領域的総合科学の重要性の拡大とともに、従来の「地盤工学」の範囲に捉われないより広範な学問分野として、環境地盤工学や防災地盤工学、生態保全工学など、「環境」、「安全・安心」、「生態」、「サスティナビリティ」といったキーワードを中心テーマとした「地盤環境工学」という学問体系が現出している。しかしながら、ここでカバーされる領域があまりに広いことから、大学や高等専門学校などの学生を対象として地盤環境工学の概要を記述した教科書が必要とされた。
- 概要
本書は、地球環境と地域環境、地盤汚染、廃棄物、建設発生土、地盤災害、水域環境や生態系など、地盤と環境との相互関連を平易に解説した、新しい「地盤環境工学」の教科書である。本書は,以下の章で構成されている。
1.地盤環境のあらまし
2.地盤汚染
3.廃棄物の埋立処分
4.建設発生土と廃棄物の有効利用
5.地下空間の保全と利用
6.地盤災害と対策
7.水域、水際と地盤環境
8.生態系と地盤環境
9.地球環境問題と地盤環境
- 編集部より
- 本書は、読者対象としては、土木・建築・農学・地質系の高専生、大学生、大学院生を想定しているが、地盤工学の実務技術者、研究者、行政担当者の方にも十分に役立つだろう。
- 著者
- 大嶺 聖ほか