書評
一覧題 名イデアと物のあはれ
- 著者名
- 荒川善廣
- ISBN
- 9784286112060
- 出版年月日
- 2011年12月15日
- 出版社名
- 文芸社
- 価格
- 1,000+税
- 投稿日
- キーワード
- 哲学
- 背景
- 著者は、1988年上智大学大学院哲学研究科博士後期課程満期退学。現在、形而上学に基づいた日本的原理の解明 天理教教義学の研究を進める。 2000年10月 日本ホワイトヘッド・プロセス学会理事、2003年1月 「日本の教育改革」有識者懇談会(民間教育臨調)委員。
- 概要
本書は有機体的世界観に基づき、西洋哲学における人間中心主義的思考を批判し続けたホワイトヘッドの思想と、非論理的・情的な世界観をもつ日本文化との共通性を浮かび上がらせる。さらに、小林秀雄が『本居宣長』で述べた物のあはれ論とは、プラトンのイデア論と双璧をなす哲学上の大原理であり、日本文明の創造原理であるとする哲学論考。
おもな内容
第一章 文明の創造原理
第二章 霊と魂
第三章 文明の再興
- 編集部より
- 日本人固有の共感の働き方や霊の存在を、プラトンら古代ギリシャに端発する西洋哲学とわかりやすく対比。その差異を際立たせながら、日本文明の根幹とその特徴をあぶりだしている。
- 著者
- 荒川善廣