題　名不登校を乗り越えるために 親として何ができるか

投稿日

2018年01月15日

キーワード

教育

背景

概要

約30年にわたって子どもの問題と取り組んできた金沢星稜大の教授による著書。
著者は公立中高校の教員として学校教育相談活動に関わり、不登校の子を持つ親の会のアドバイザーも務めている。
本書では主に親を対象に、不登校をどうとらえるか、不登校を乗り越えるプロセス、解決に向けての具体策、体験者の事例を詳しく説明していく。

本作は、昨年に書かれた『不登校だっていいじゃないか！』に引き続き、著者の今までの知見を活かした実践的な内容になっている。前作は、Q&A方式の内容で、どこからでも読める一冊だったが、今回はそこからさらに「理解を深める」ことができるような構成になっている。不登校のとらえ方、不登校を乗り越えるまでのプロセスと対応、不登校を乗り越えるための具体策、不登校を未然に防ぐ方策、不登校問題の具体的事例など、問題を正しく理解したうえで解決に導く具体的な方法を示していく。

実用的かつ系統的な内容になっている今作は、著者の30年にもわたる不登校問題への取り組みにおいて、集大成とも言える内容になったのではないだろうか。

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編集部より

不登校という問題に対して、一つの絶対的な解決法を提示するのではなく、様々な事例とそれに対する回答を示すことによって、各家庭に合わせた解決法にたどり着くことができる本です。

著者

高　賢一

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